群馬県高崎市の養豚農場で豚熱(CSF:旧 豚コレラ)が発生したとの発表が9月26日に農林水産省からありました。
国内では、3月12日の沖縄県での発生以来半年ぶりで、2018年の国内発生から59例目の発生となります。
確認されたのは、ワクチン未接種の約70日齢の子豚であり、9月に入ってから下痢症状が続いていたとのことです。この農場に飼養されている約5,300頭の豚は全て殺処分されることになります。
群馬県を始めとする北関東地域では、今年に入り牛、豚、鶏等の家畜の盗難事件が続発しており、今回の豚熱発生農場は盗難被害農場ではありませんが、家畜衛生上、防疫上非常に懸念される事態であり、豚熱だけでなく、家畜伝染病のまん延防止にさらに警戒し対策を講じる必要があります。